ホタニブラシの特徴(マルチ・ディスクタイプ・カセット)

ホタニオリジナル技術は、各ユーザー様から高い評価を受けています。
マルチフィラメント加工
●特徴
マルチフィラメントとは、自社工場で生産した芯糸を数本に束ね、カバーリングした加工のことです。
この独自開発の加工により様々なブラッシング性能を発揮することが可能になりました。
※力の伝達…ブラシの根本を太くし、ブラシ毛の腰を硬くする。
※ブラッシング性能…毛先を細くすることにより、きめ細かいブラッシングを可能とする。
マルチフィラメント加工を施した
マルチ仕様ブラシのイメージ
マルチフィラメント加工のチャート図

ディスクタイプ
ディスクタイプとは、円盤状の鉄板(ディスク)に穴を開け、同分量のブラシ毛を植毛したブラシディスクのことです。それらのディスク板を積層させることで、1本のブラシロールになります。弊社では、長期間使用してもブラッシング品質が変わりにくいディスクタイプのみを採用しております。主な特徴は、以下の通りです。
●特徴
1.安定した品質:
ディスク板を積層させることで隙間の少ないブラシを作ることができ、ブラシ密度を自在にコントロールする事が可能です。特に、表面品質の均一化が求められる場合、ブラシ密度をコントロールすることで、ブラシマーク(ムラ)を軽減する事ができ、高積層圧を長時間保つことができる為、力強いブラッシングが必要な環境でも対応可能です。

2.脱毛の軽減:
1穴1穴にブラシ毛が植毛されているため、連続した脱毛を防ぐことができます。また、万が一脱毛した場合でも、ディスク板を交換することにより部分補修をすることが可能です。

3.植毛方法:
全植・千鳥・全植千鳥の3種類の植毛方法を採用し、要求される品質・コストに合わせて、植毛方法を変えることが可能です。
ディスクのブラシ植毛方式一覧表

カセットブラシ
カセットブラシとは、ディスクタイプを規定寸法にまとめ、ブロック化したブラシのことです。
カセットタイプ専用冶具・キーを使用することで、シャフトにカセットブロックを簡単に組み込むことが可能です。

カセットブラシシステムのチャート図
●特徴
1.輸送コストの低減:
現地で組込ができるため、従来必要であったブラシロール用シャフトの輸送が不要になります。そのため、ブラシロールの返却・納入時に発生する輸送コストを抑えることが可能です。
>輸送コスト低減のチャート図を開く

2.予備シャフトの低減:
現地で組込ができるため、予備シャフトの本数を減らすことが可能です。
※軸保有例…「従来タイプ」は3セット(最低推奨数)・「カセットタイプ」は1セット(最低推奨数)
>予備シャフト低減のチャート図を開く

3.ブラッシング品質の向上:
専用キーを使用し、各ディスクをロックすることで、カセットブラシとシャフトとのギャップをなくします。そのため、軸摩耗を大幅に軽減することが可能です。※軸の摩耗は、ブラシロールのアンバランス、振動やチャタマークの発生原因となります。

カセットブラシ採用イメージ
オーダーメイドブラシシステム
ブラシ毛の製造〜納入まで自社一貫で行っており、ブラシ試験設備にて、お客様の納得頂ける結果が出るまでラボテストを行い、要望に応じたオーダーメイドブラシを製作することが可能です。

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